ワタシの秘密（黒王子VS地味子）

「起きたか、心寧。」




「あっ玲、、、。」




玲がみてくれたんだ、、、。




そう確信して少しほっとする。




玲の実力はすごいからね。




そして私は玲を見た後、玲の少し離れたところに人がいるのに気が付いた。




廉、、、。




もしかして廉がここまで運んできてくれたのかな、、、？




だって同じ撮影だったし、、、。




それにここ廉の部屋だよね？




この前入ったばっかりの部屋を見つめた。




「大丈夫なのか？」




「うん、もうばっちり！！みんな心配かけてごめんね。」




私は龍雅の問いかけに笑って答えた。




「どうしたんだ、急に。やっぱこっちの仕事とあっちの仕事辛かったか？」




涼は目じりを下げて心配そうな顔でこっちを見た。




こんな顔、もう涼たちにさせたくないのに、、、。




私は心の中でそう呟いてできるだけ安心させるように笑顔で首をふった。




「ただちょっと疲れてただけだよ。大丈夫。気にしないで。」




それを聞いてちょっと笑顔になる涼と正。




龍雅はちょっとしかめっ面が治ったかな？




ただ一人玲だけはずっと怖い顔をしている。




廉は複雑な顔をしていた。




どうしたんだろ？




そう思ったけどまあいいかと思った瞬間玲が口を開いた。




私にとっては地獄に突き落される言葉。




せめて涼たちには知られたくない言葉だった。