ワタシの秘密(黒王子VS地味子)

正Side

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戦いが終わってからも心寧は普通だった。




如月でも、もちろん仕事でも。




あいつは自分の事情を簡単に仕事に出すような奴じゃない。




だからこそちゃんと見てやらなきゃいけなかったのに、心寧からのSOSに気づいてやらなきゃいけなかったのに俺は気づけなかった。




今、心寧のそばをついてまわってるのは俺だ。




俺は心寧のマネージャー失格だ。




あの時、俺がちゃんと心寧のアシスタントをしていれば、こんなことにはならなかったかもしれない。




俺は自分を責め続けた。




気づいてやれなくてごめんな、心寧。


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