ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
そう歓声の正体は渡瀬廉。




あいつは全校一いや芸能界一はかりしれない人気がある。




あいつはそんなんじゃないですよーって言いふらしてやりたい。




廉と一対一で話をするとか自分を殺すようなもの。




私は絶対ありえないけどね。




だってこの姿だしばれるわけないもん!




そう思って私は苦労しているであろう廉を観察しはじめた。




その時ふと廉と目があった。




廉は一瞬私を見て笑った。




悪魔のほほえみみたいに。




いや、そんなわけないか。




だって今の私は私であって私じゃないし大丈夫でしょ。




そんな私は気にしてなかったんだ。




この男のすごさを。
< 25 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop