ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
学校での私たち
廉side
「きゃー!!!!廉様よー!!!!」
「「「「キャー!!!!!!廉くーん!!」」」」
うざい。非常にうざい。
「れ、廉くんと今、目が合った!!」
誰もお前となんて目合ってねぇよ。
「わー、こっち見た!!」
誰も見てねぇよ。
俺は心の中で愚痴を言いながら適当に笑ってみんなに手を振る。
今は学校。
芸能人だから多少は免除されるがまじで出席日数がやばい。
来れない日がほとんどの学校生活を過ごしていたらあっという間に出席日数が足りなくなった。
だからなんとしてでも夏休みまではなんとか行かなければならない。
それは心寧も同じだ。
あいつも相当出席日数がやばいようで焦ってた。
あー、なんで心寧が隣にいねぇんだよ。
いりゃ、まじでイライラが止まるのに。