ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「あれっ?廉まだかな?」




あの空き部屋。




私と廉が初めて会話した時の部屋。




「懐かしいな。」




最近は全然来てない。




廉がどうかは知らないけど。




私は部屋で廉を待つことにした。




けど、、、。




「遅かったな。心寧ちゃん?」




「えっ、廉、、、。」




黒王子に変身した廉が待ち構えておりました。




「ちょっ、れん、、、?ど、どうしたんでしょうか、、、?」




廉はいきなり私に近寄ってきた。




思わず何歩か後ずさりした。




「なんで逃げるのかな?心寧ちゃん?」




「に、逃げてなんか。」




だ、だって顔が怖いんだもん!!




私がまたもう一歩後ずさりすると壁にぶつかった。




「残念。もう逃げられないよ。」




な、なんでこんなところに壁があるのー!!!




廉から逃げられないじゃんか!!









< 269 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop