ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「はい。捕まえた。」




廉はそう不気味な顔で言うと私の手をつかんだ。




「な、なに?」




私なんかしたっけ、、、?




「へえ~、忘れてんだ?お前が俺にしたこと。」




???




なにかしましたっけ?




だって今日初めて会ったじゃん。




私が首をかしげると廉は盛大にため息をついた。




「いい度胸してんじゃん。」




なんか嫌な予感がする、、、。




「もういい。お仕置き決定だから。」




「へっ、、、!?」




だから私なんにもしてないってば!!!




「ちょっ、、、んっ、、、!」




廉はそう言って私の手を引っ張ると甘いキスを降らせた。




「んっ、、、ふっ、、、んっ、、、。」




強引で貪るようなキス。




でも優しいキスだった。




「ちょ、、、ふぅ、、、んっ、、、、れ、、、んっ!!」




私をくらくらにしてしまう甘いキス。




唇が離れると私は思いっきり廉に寄り掛かった。




「心寧、キスうまくなったんじゃね?」




「っ、、、!う、うるさい!!!」




この変態ドSアホエロ黒王子!!!!




「ああ?」




「ひっ、ひい!!」




心の中で言ったつもりだったけど廉には聞こえてたみたいで、、、。




「もういっかいしてやろうか?」




「も、もういい!!」




私はまたお仕置きされたのでした。
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