ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「ねぇ、廉、、、?」





「あぁ?」





「なんで私がここにいることわかったの?」





窓際に座ってぎゅっと廉に抱き着いたまま聞く。





「あっ?あぁ。それか。勘。」





勘、、、?





そんなんでわかるものなの、、、?





「あぁ。俺、心寧のこと知りつくしてるからな。大体心寧が考えてることわかる。」





私の思ってることに答える廉。




廉は私の思ってること当てる天才だね。





「考えてることわかるんだ?」





「当たり前だろ。俺を誰だと思ってるんだ。」





まぁ、心寧は単純でわかりやすいからな。





そういってぎゅっと強く抱きしめてくれる廉。





私ってそんなわかりやすい?





ハテナが上に浮かぶ。





まぁいっか。




自己完結して廉の片口に顔を埋める。





「今日は甘えん坊だな?心寧ちゃん?」





私の頭を一定のリズムで撫でる廉。





「いいでしょ。別に。明日から頑張るんだもん。だから癒してよ。」






「はいはい。いつでも癒しますよ。」





そういってクスッと笑う廉。





なんか私たち、彼氏彼女みたいじゃない、、、?





そう思ったら私は一気に顔が真っ赤になった。





それを隠すように精いっぱい廉の肩に顔をうずめる。





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