ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
私がぼーっと考えてると携帯が鳴った。





れん、、、?





「もしもし、、、。」





「はぁ、、、。よかった、、、。」





電話に出ると廉はなぜか安堵のため息をついた。





「、、、?れん、、、?」





「お前、なんで連絡しなかった。」





廉の声は怒ってる。




「、、、だ、だからさっき涼に、、、「嘘だろ。」





「えっ、、、?」





「俺、言ったはずだけど、、、?心寧のことならすぐわかるって。」





れん、、、。





なんで、それ今言うのよ、、、。





「心寧。」





バカ、、、。廉のバカ、、、。





言いたくても言えないよ。





助けてだなんて。





「こー?」





廉に迷惑はかけられない。





廉を巻き込みたくない。





「れん、、、。」





「ん、、、?」





「、、、3日待って、、、。」





「えっ、、、?」





「3日待って、、、。3日で解決させる。だから待ってて。」





ごめん、自分勝手でごめんね。





「、、、。ったくバカ心寧は。わかったよ。3日待ってる。だけど無理はするな。無理だと思ったら俺を頼れ。いいな?」





「、、、うん、、、。」





心配かけてごめんね、、、?




私は電話を切って誓った。





3日で抜け出して見せると。





廉のもとに帰ると。





でも私はわかってなかった。





犯人の本当の狙いを。





犯人はわかってたのになんで廉に忠告しなかったんだろうね?





ごめんね、、、。廉、、、。











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