「Last note」〜矢崎円香の恋慕事情。
「おまえ、7年前の刑事だろ?
あん時俺が火吹いた女、おまえの婚約者だったなんてなぁ!!運が悪かったな!」

なっ!?…この人、そんな事まで把握してたの?

酷い……難波さんの前でそんな発言を…。

だけど難波さんはそんな言葉にムキにはならず、銃を向けたまま落ち着いた口調で"flame"に話しかけた。

「この7年間、
あの事件はずっと忘れられなかった。
だが今回はおまえの運が悪かったな。
ちゃんと証拠が出ている!」

「……くそっ!」

私はこの時、ある疑問を感じていた。
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