「Last note」〜矢崎円香の恋慕事情。
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「あれ?…難波さん、資料忘れてる!」
今日は警察本部で会議があると言っていて、
10分前に事務所から出て行った所だった。
会議は11時から。
今は…10時40分でここから警察本部までは徒歩で10分程だ。
「やばい!ギリギリだ…
難波さん気づいてるかな?」
資料を抱えたまま私はあたふたしていたが、
その時ふと思った。
"私が届けに行こう!"
だけど、半年間ずっとCSSに篭っていた私は
下の大通りの歩道まで出るどころか、
ドアの外から下に繋がる階段に降りる事すらしていなかったのだ。
「あれ?…難波さん、資料忘れてる!」
今日は警察本部で会議があると言っていて、
10分前に事務所から出て行った所だった。
会議は11時から。
今は…10時40分でここから警察本部までは徒歩で10分程だ。
「やばい!ギリギリだ…
難波さん気づいてるかな?」
資料を抱えたまま私はあたふたしていたが、
その時ふと思った。
"私が届けに行こう!"
だけど、半年間ずっとCSSに篭っていた私は
下の大通りの歩道まで出るどころか、
ドアの外から下に繋がる階段に降りる事すらしていなかったのだ。