Daisy



「よく、屋上来るの?」


僕の横にちょこんと腰掛ける彼女は
なんだか想像より小さかった



「たまに、かなあ。柏木さんは?」


「別に呼び捨てでいいよ」



「ああ、うん。」




胡座をかいて
前のめりになっていた僕は
体勢を後ろにしてチラッと彼女を覗き込む





「愚痴なら聞くけど」

「ふっ、」


「なんで笑うの」


「いや、優しいなと思って」









彼女との初めての会話はこんな感じ。


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