私の彼氏は真面目過ぎる!【完】
「いや……、その、敬語ってやっぱりよそよそしいかなって思ったんですが」
「敬称も敬語もない方が、彼氏としてふさわしいでしょうか?」
いつもの仏頂面で聞かれると、責められているような気がしてしまう……!
いや、単に女性慣れしていないだけだろう。
「気張らず、友達と話す感じでいいですよ」
「では、これから、何とお呼びしましょ……呼んだらいいかな?」
ちょっとぎこちないけれど、徐々に言葉を変え始める様子、可愛らしいじゃん!
「すごくいい感じ! これからそのしゃべりかたにして! 私のことは、ファーストネームでいいよ」
照れたようにはにかみながら、頷く。
「じゃあ、わたく……僕も同じく、ファーストネームでいいよ」
こんな風に、徐々に徐々に距離を縮めようと努力してみた。普通のカップル風になるように、と。
思ったんだけれど……。
「敬称も敬語もない方が、彼氏としてふさわしいでしょうか?」
いつもの仏頂面で聞かれると、責められているような気がしてしまう……!
いや、単に女性慣れしていないだけだろう。
「気張らず、友達と話す感じでいいですよ」
「では、これから、何とお呼びしましょ……呼んだらいいかな?」
ちょっとぎこちないけれど、徐々に言葉を変え始める様子、可愛らしいじゃん!
「すごくいい感じ! これからそのしゃべりかたにして! 私のことは、ファーストネームでいいよ」
照れたようにはにかみながら、頷く。
「じゃあ、わたく……僕も同じく、ファーストネームでいいよ」
こんな風に、徐々に徐々に距離を縮めようと努力してみた。普通のカップル風になるように、と。
思ったんだけれど……。