私の彼氏は真面目過ぎる!【完】
電話にはわずか1コールで反応があった。
「ひばりちゃん、お帰り! 今朝はびっくりしたよ」
「そのことなんだけど、話したいことがあるの」
意を決して、前置きもなく私は切り出した。
「これは、束縛なんかじゃないんだよ?」
優しげな声で、浩太郎は言った。まるで物わかりの悪い幼児をあやすかのような口調で。
「君のためを思って、全てお願いしていることなんだから」
「違う。浩太郎は私を信用してくれてないのよ」
「そんなわけないじゃないか」
こんな感じで議論は平行線。
出すべき結論は、徐々に固まりつつあった。
「ひばりちゃん、お帰り! 今朝はびっくりしたよ」
「そのことなんだけど、話したいことがあるの」
意を決して、前置きもなく私は切り出した。
「これは、束縛なんかじゃないんだよ?」
優しげな声で、浩太郎は言った。まるで物わかりの悪い幼児をあやすかのような口調で。
「君のためを思って、全てお願いしていることなんだから」
「違う。浩太郎は私を信用してくれてないのよ」
「そんなわけないじゃないか」
こんな感じで議論は平行線。
出すべき結論は、徐々に固まりつつあった。