私の彼氏は真面目過ぎる!【完】
地上を旅立った観覧車が再び同じ場所へ戻ってくるように、自然と私たちももう一度出会うことができれば――
そんな風に思ったその矢先。
「ねえ、そこのお姉さん」
背後から聞き覚えのある声。
初めはそれが私に向けて発せられた声だと気づかなくて、無視していた。でももう一度、
「お姉さん、こんばんは。俺と飲まない?」
呼びかけられて、私のことだと気がつく。
振り向いた先にいたのは、浩太郎――ではなく。
(この男……!)
そんな風に思ったその矢先。
「ねえ、そこのお姉さん」
背後から聞き覚えのある声。
初めはそれが私に向けて発せられた声だと気づかなくて、無視していた。でももう一度、
「お姉さん、こんばんは。俺と飲まない?」
呼びかけられて、私のことだと気がつく。
振り向いた先にいたのは、浩太郎――ではなく。
(この男……!)