それでも君を
「それなら、ちゃんと約束守らないとだろ?」
約束…。
少しでも身体の異変を感じたら、颯くんに連絡するという約束だ。
頭では分かってはいるのだけれど、病院へ来た後に自分の身に起きる事を考えると、なかなかその勇気が出ない。
なんにも言い返すことが出来ず、うんと首の動きだけで返事をする。
体調も悪いのにもう散々だ。
だから知られたくなかったのに。
その様子を見て、颯くんが呆れたように息を吐き出す。
「なんでそうやって我慢すんの?ほんとは辛いんじゃないの?」
私が自分で言わなくても、颯くんには私の体調なんぞお見通しのようだ。
約束…。
少しでも身体の異変を感じたら、颯くんに連絡するという約束だ。
頭では分かってはいるのだけれど、病院へ来た後に自分の身に起きる事を考えると、なかなかその勇気が出ない。
なんにも言い返すことが出来ず、うんと首の動きだけで返事をする。
体調も悪いのにもう散々だ。
だから知られたくなかったのに。
その様子を見て、颯くんが呆れたように息を吐き出す。
「なんでそうやって我慢すんの?ほんとは辛いんじゃないの?」
私が自分で言わなくても、颯くんには私の体調なんぞお見通しのようだ。