それでも君を
目を閉じてゆっくり静かに呼吸を繰り返す。
けれど、気持ち悪さは全く去る気配がない。
次第に病室に立ち込めるご飯の匂いですら、気持ち悪く感じるようになってきてしまった。
あー、やだな。
吐きたくない…
吐いたら体力が奪われると分かっているから、必死に吐き気に抗う。
暫く我慢していると、看護師さんが食器を下げに来てくれた。
「立川さん、食べ終わりましたかー?ってあれ?全然減ってないですね。」
そして当然、私の異変に気付く。
「どうしました?気持ち悪い?」
聞かれても答えられないよ…
「先生呼びますね。」
けれど、気持ち悪さは全く去る気配がない。
次第に病室に立ち込めるご飯の匂いですら、気持ち悪く感じるようになってきてしまった。
あー、やだな。
吐きたくない…
吐いたら体力が奪われると分かっているから、必死に吐き気に抗う。
暫く我慢していると、看護師さんが食器を下げに来てくれた。
「立川さん、食べ終わりましたかー?ってあれ?全然減ってないですね。」
そして当然、私の異変に気付く。
「どうしました?気持ち悪い?」
聞かれても答えられないよ…
「先生呼びますね。」