それでも君を
週明けからテストが始まった。
日程が進むにつれて体調も悪化していったが、きっと疲れのせいだろうと、テストが終わってしっかり休息すれば回復するだろうと軽く思っていた。
真ちゃんとは連絡は取り合ってはいるものの、あれ以来会えていないので、結局体調のことは伝えられていないままである。
そんな中、明らかな異常を感じ取ったのはテスト終了の一日前だった。
休憩時間にトイレへと向かう、ただそれだけで息が上がるのだ。
はぁはぁ…なに、これ…?
休憩を挟みながらじゃないと、少しの距離を移動することすらままならない。
なにかが、おかしい…
ゆっくりゆっくりと講義室へ戻ってきた私を見て、友達から声がかかった。
「梨央?なんでそんなにはぁはぁしてるの?」
声をかけてくれたのは、大学で仲良くなった香織だ。
サバサバした性格の美人で、とても付き合いやすい。
「わかん、ない。はぁ、はぁ。」
日程が進むにつれて体調も悪化していったが、きっと疲れのせいだろうと、テストが終わってしっかり休息すれば回復するだろうと軽く思っていた。
真ちゃんとは連絡は取り合ってはいるものの、あれ以来会えていないので、結局体調のことは伝えられていないままである。
そんな中、明らかな異常を感じ取ったのはテスト終了の一日前だった。
休憩時間にトイレへと向かう、ただそれだけで息が上がるのだ。
はぁはぁ…なに、これ…?
休憩を挟みながらじゃないと、少しの距離を移動することすらままならない。
なにかが、おかしい…
ゆっくりゆっくりと講義室へ戻ってきた私を見て、友達から声がかかった。
「梨央?なんでそんなにはぁはぁしてるの?」
声をかけてくれたのは、大学で仲良くなった香織だ。
サバサバした性格の美人で、とても付き合いやすい。
「わかん、ない。はぁ、はぁ。」