それでも君を
episode2*
「うーん、、」
「梨央?何やってんの?」
いつものように結愛と教室でお弁当を食べ終え、食後のお薬を取り出したところで、私は机の上のそれとにらめっこを始めた。
そもそも、私がすぐ熱を出すのはこいつを飲むせいじゃないのか?
そんな疑問が頭の中を支配して、なかなか飲むという行為に至らない。
颯くんもいつも言ってるしね。
梨央は感染しやすいんだからーーって。
じゃあ、これ、飲まなければいいんじゃない?
でもなぁ、これは大事なお薬みたいだし、飲まないとまた怒られるのかな?
「うーん。」
そんな考えを巡らせていると、すべてを一刀するような結愛の声が頭上から降り注いできた。
「早く飲みなよ。」
「梨央?何やってんの?」
いつものように結愛と教室でお弁当を食べ終え、食後のお薬を取り出したところで、私は机の上のそれとにらめっこを始めた。
そもそも、私がすぐ熱を出すのはこいつを飲むせいじゃないのか?
そんな疑問が頭の中を支配して、なかなか飲むという行為に至らない。
颯くんもいつも言ってるしね。
梨央は感染しやすいんだからーーって。
じゃあ、これ、飲まなければいいんじゃない?
でもなぁ、これは大事なお薬みたいだし、飲まないとまた怒られるのかな?
「うーん。」
そんな考えを巡らせていると、すべてを一刀するような結愛の声が頭上から降り注いできた。
「早く飲みなよ。」