それでも君を
結愛に見捨てられないで良かった…



「怒ってるのに付き添って来てくれた結愛ちゃんに感謝しなさい。」



颯くんからの厳しめな声が飛んでくる。



本当にそうだ。



しかも今日は大学病院の方…



「いいんです!付き添ってくるのは私が好きでやってることですから!」



結愛の元気な声が響き渡る。



「結愛、、、」



それに比べて私の声には全く覇気がない。



「梨央、反省してくれたんならそれでいいから。元気になることが先決!それじゃあ私はこれでっ!」



結愛、ごめんね、ありがとう。

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