それでも君を
颯くんに早くと言われれば、やらざるを得ない。



「香織、ごめんねっ。」



本当に心からごめんっ!!という気持ちで、軽く頭をホールドする。



「入れるよー。ちょっとだけ我慢してね。」



本当にそっとしか支えてなかったのに、香織は声も上げず、ほとんど動かず、少し顔をしかめただけであった。



「はい、お疲れ様。このティッシュ使っていいよ。」



「ありがとう、ございます。」



はぁぁぁ?あの棒入れられた後でありがとう!?



すごい、すごすぎる。



香織、凄まじくかっこいいよ!!!



< 285 / 604 >

この作品をシェア

pagetop