それでも君を
香織も実は同じ院内で研修医として働いているのだ。



うん、決めたっ!



香織に頼んで内緒にしてもらおう!



そうと決まれば早速香織の元へ…!



そう思って一歩を踏み出した、その時だった。



「梨央!」



遠くの方から聞こえたその声に、反射的に背筋がピンと伸びる。



はっ!颯くん…っ!



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