それでも君を
急に私の手をとって颯くんが歩き出す。



「なになに~?なんか面白そうだから俺も付いてこ~♪」



本当に森谷先生、ゆるーい感じの人である。



そんなことより…



これ、たぶん、バレちゃった、よね?



案の定、颯くんが立ち止まったのは診察室の前だった。



やっぱり…



もう!



森谷先生のせいだからねっ!



< 326 / 604 >

この作品をシェア

pagetop