それでも君を
診察はまた後でもいいかな…。



せっかく彼氏が来ているのだ。



邪魔しちゃ悪いもんね。



「恵那ちゃん、先生また後から来るね。大地くん、ごゆっくり~。」



邪魔者は素早く退散!とばかりにふたりに手を振って病室を後にする。



なんだか可愛いふたりだな~、なんて微笑ましく思いながら廊下を歩き出す。





「先生っ…!」

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