それでも君を
外来は閉まっているので、救急入り口から中に入る。



救急外来も休みなのかと思うほど静かなものだった。



「そこ、横になってて。」



救急外来の一室をお借りして休ませてもらう。



「はーい…」



動いている時には少し紛れていた痛みも、静かにすると途端に強く感じ始める。



「いたた…」



はぁ…、休みの日にまで病院に来ないといけないなんて最悪。

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