それでも君を
「ん~?痛いけど、元気。」



当たり前のようにさらっと腕を掴み、脈を取り始める。



「全然余裕そうじゃん。」
  


私の様子を見て少しほっとした様子だ。



「でも痛いんだよ?早く痛み緩和してほしい。」



「検査してからな。」



脈を取り終えた颯くんは私へ適当に返事をしつつ、真ちゃんが操作するパソコンを後ろから覗き込む。



「あ、この項目も追加して。」

 

「わかりました。」
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