それでも君を
「ん~?発熱してるからというのを加味しても少し早いですね。」



そりゃそうでしょうよ…



「胸苦しかったりしないですか?」



「大丈夫。」



私の返事にあまり納得していない雰囲気の水沢先生。



「青城先生に一応報告を…」



「しなくていいから!ほんとに大丈夫っ。」



「えっ、でも…」



ああ、もう、これどうしたらいいの?



認めたくなかったけれど、気付いてしまった。



私、水沢先生の事が好きなのかもしれない。





「先生が…」



「えっ?」



「先生が、、急に触るからじゃん。」

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