それでも君を
周りの人に、どうしたんだろう、なにこの子、という目を向けられているような気配がする。



そりゃあ、道端でしゃがみこんでいれば、ね。




はぁ、、あっついな…



「大丈夫ですかっ!?」




空耳だろうか。



遠くの方でそんな声が聴こえたような気がした。



大丈夫…。もう少し休めば回復すると思うから、そっとしておいてっ…



もしかしたら、はじめましての人に事情を説明しないといけないのかと思うと億劫で、内心そんなことを思う。




「立川さん!?大丈夫ですか!?」



えっ、、?



なんで名前…



というか、この声…

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