最強BOYS



恨んだり、憎んだりしてもいいんだよ?



「ま、お前が死んでたら恨んでたな」



ずっと不安だった。



あれからずっと一緒にいるけれど、私のこと本当は恨んでるんじゃないかって。



憎んでるんじゃないかって。



「死の原因が例えお前のせいだとしても。俺も兄貴もアイツらもお前を責めたり恨んだりしねぇよ。そんなもんただタイミングが悪かっただけだ。打ち所が悪かっただけの話だ」



「………っうん」



ポロポロと涙が止まらない。



どうして、お兄ちゃんもリュウトも皆もこんなにも優しいのだろう。




「だから、ハルキさんだってお前に会えたこと嬉しがってたじゃねぇか」



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