最強BOYS



確かにここじゃ、先生にバレかねないしね。



てか、今の段階でも先生にバレてないことが奇跡なんじゃない?



「ま、当たり所が悪ければ死ぬけどな」



そう言って、舞台から降りて和近一人私の目の前に立つ。



ここではな殺さないとか言いながら、結局殺するんじゃん。



「最後に言い残すことはねぇか?」



最後………。




“本当に助けてほしかったら心の底から大声出して言えや。そうじゃなきゃ誰も助けに来ねぇぞ”




何で今、




“助けてくれるまで声枯れても叫び続けたらいいだろ。諦めたら終わりだぞ”



あの人の言葉を思い出してるの?



「カズくん!そんなのないと思うよ?だって悪いことしたのはお姉ちゃんなんだし」



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