最強BOYS



誰も聞いてくれない。



見てみぬふりされる。



そんな中で話しを聞いてくれる人が一人でいれば。



嬉しいだよ。



何も解決してないけど、耳を貸してくれる人が一人でもいるって凄く特別なことなんだよ。




「あの時、話しを聞いてくれたから今、生きてます」



もし、出会わなかったらとっくに死んでたよ。



死ぬことを留められたのは、お兄ちゃんが皆が私の心を少しでも救ってくれたから。



「チーちゃんにそう言われると嬉しいな!」



優作さんは笑顔だけどほんの少し目が潤んでたように見えた。




「おい、行くぞ」



後ろからリュウトに呼ばれる。



「チーちゃん、いつでもおいで。待ってるからね!」



「はい!」



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