ヒーローの宿命
「警部、荒木さんが妙なことを発してます」
「わかった、すぐ向かう」

「だから、僕は本当はやってないんだ![真犯人?]に身代わりになってと言われただけで・・・」
「今更何を言ってる⁈お前は数日前に自ら罪を認めただろっ‼︎」
「その時はまだ[真犯人?]に監視されてたから言うにも言えなかった。それだけだ」
「そんな言い訳通用するわけないだろ!」
「いい加減にしてくれっ‼︎俺はやっていないんだ!」
(態度•口調、どれも嘘をついているようには見えない。しかし、状況が全て荒木容疑者が犯人になるようになっている…)
「このままではキリがない、一度自宅に戻れ。」
「…分かりました。」
(そうかっ‼︎そう言う事か!)
「燗澤、ちょと来てくれ!」
「何ですか⁈警部。」
「犯人が分かった!そしてその犯人は荒木翔太ではない!」
「えっ!何ですって!荒木ではないとなると誰ですか⁈の真犯人は!」
「それはだな・・・荒木翔太が先程何度も連呼していた・・・」
「ま、まさか・・・」
「そう犯人は、もう命を絶ってしまった
川口翔流本人だ。ここからは俺の憶測だが、きっと最後は自分の手で終わらせたかったのだろう。この悲しい地獄のパレードを…」

こうして、2つの事件は無事に解決したのであった
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