世界で一番、不器用な君へ


「…ごめん、間違えたわ」


笑顔が、怖い。


「調子乗んなよ、ゴリラ女?」


そして、今に至る。


被っていた猫をはがした蓮は、ただの性格クズ野郎だった。


自分の親切心を断られた、無下にされたことを根に持っているのか、なにかと私にちょっかいをかけてきて正直うざい。


心の狭い男だ。ほんと、顔だけってこういうこと言うんだなって感じ。

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