世界で一番、不器用な君へ


「2人ともー、タオルとドリンク…」


「ズバリ、Dだな」


「まじ!?俺はEだと思うんだけど…」


「久しぶりに意見が割れたな。よし、ここは慎重に話し合いをしよう」


2人の視線の先には恵里さんがいる。


「…男ってそんなに胸が好きなの?」


「まあそりゃ無いよりはある方が…って一花!?」


驚く蓮に2人分のドリンクとタオルを押し付ける。


「そうね、よーく分かりました」


「ちがっ…」


ほんっと最低。


…私ばっか昨日のことで悩んで、バカみたい。

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