世界で一番、不器用な君へ


蓮のプレイには、たまにドキリとさせられる。


蓮の波長と、何かがピッタリと合ったとき、信じられないくらい良いプレイをするのだ。


もしかしたら、大和先輩すら抜いてしまうような。


私は蓮に気づかれないようにそっとドアの近くに腰をかける。


最終下校時刻まではあと少しだけある。

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