世界で一番、不器用な君へ


「こらぁ!バスケ部1年っ!廊下は走んなって言ってんでしょーがっ!」


華奢なその体から放たれたとは思えない芯の通った声は、ふざけて廊下を走り回っていた1年2人を震え上がらせた。


「やっべ、マネージャーだ」


「すいませんでしたぁ!!!」


お前、知らないのか?









「あの先輩は__________」




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