世界で一番、不器用な君へ


「あれ、キャプテンじゃん…」


ぎゅっと、拳を握り締める。


コンビニの袋を持った先輩の、隣で優しく笑う綺麗な女の人。


私はあの人のことを知っている。


もうずっと前から、知っている…

< 22 / 190 >

この作品をシェア

pagetop