世界で一番、不器用な君へ
「…私と蓮は、親友だから!」
視界の端で蓮が噴き出してるのが見える。
「…親友?」
「そ、そう!同じ部活だし、2年間同じクラスだし!」
「いつも喧嘩してるのに?」
「そ、れは…ほら、喧嘩するほど仲がいいっていうか…」
「…まあでも一花なら…」「そうだね、恋愛対象って感じじゃないし」
うっ…地味に傷つく…
「はい、じゃあ決定でいいですね?」
渋々女子たちが納得して、無事話し合いは終わった。
…よかった〜、ほんと。