僕の「失恋ソング」
僕はこの詞をもって部室へと行った


そしてギターを持ち即興で歌った


赤いままの右頬
そして歌いながら流れていく涙


僕はさくらを思いながら目の前にいると思って歌った


「ごめん」


謝ったのはケンゴだった


「俺、軽い気持ちでお前にさくら振れって言ってしもうた」


「俺もや」


僕は笑った


「早くいつものように練習しよーぜ!」
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