昨日、彼を振りました。
十分くらいして、荒木さんの仕事も終了。
残っている人に声をかけて会社を出る。
黄色い葉を落とし始めた銀杏並木。
ブーツの私の、隣を歩く荒木さんはいつも少しゆっくりめ。
私の歩幅に合わせてくれる。
今日はワインが美味しいダイニングバーに連れていってくれた。
軽く飲んで、食事して。
愚痴をこぼしても、荒木さんは余裕で受け止めてくれる。
友達とは違う安心感。
でも、恋人同士ではない。
先輩後輩、っていうのもなんか違う。
そんな微妙な関係が好きで、このままずっと続けばいいって思っている。
「駅まで送るな」
「え、荒木さん、バスだから逆方向になるのでいいですよ」
慌てて両手を目の前で振って断る。
送ってくれるときとひとりで帰るときと半々くらい。
送ってくれるときはいつも悪いなって思う。
残っている人に声をかけて会社を出る。
黄色い葉を落とし始めた銀杏並木。
ブーツの私の、隣を歩く荒木さんはいつも少しゆっくりめ。
私の歩幅に合わせてくれる。
今日はワインが美味しいダイニングバーに連れていってくれた。
軽く飲んで、食事して。
愚痴をこぼしても、荒木さんは余裕で受け止めてくれる。
友達とは違う安心感。
でも、恋人同士ではない。
先輩後輩、っていうのもなんか違う。
そんな微妙な関係が好きで、このままずっと続けばいいって思っている。
「駅まで送るな」
「え、荒木さん、バスだから逆方向になるのでいいですよ」
慌てて両手を目の前で振って断る。
送ってくれるときとひとりで帰るときと半々くらい。
送ってくれるときはいつも悪いなって思う。