元姫と隠された真実。



「なんでもねぇっ!」


何よー。


気になるじゃん。


まぁ、いっか。


「透馬~、もうちょい早くしてもいいよ~。」


「え、いいのか?」


「うん。」


もうちょっと早く走りたくて、透馬うずうずしてたもんね。


私も、もうちょっと速い方が好き。


ふふっ。


「沙羅、大丈夫か?」


透馬は、私を気にかけてくれてる。


優しいんだよなぁ。


風雅は。


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