元姫と隠された真実。
「ありがとう。」
今は言えないけど、いつか・・・、いつかは・・・。
「沙羅。」
「ん?」
「俺らは、ずっと味方だから。」
「っ・・・。ありがとう。」
蒼空は、やっぱりいい人だった。
「おーい。沙羅~、蒼空~。」
「あ、透馬。」
「お前らな~。心配したんだからな?」
「あ、アハハハ。」
「さーらっ。」
「ん?どうしたの?蒼空。」
「大好きっ。」
そう言って、蒼空は抱きついてきた。