元姫と隠された真実。



「今日はどうしたの?」


「んー、特に用もなかったしさ来た。」


「そっか。」


「あ、沙羅と涼風雅とはどうだ?」


「ん?すごく仲良いよ。みんな優しいし。」


「そうか。良かった。」


そう言って、私の頭をクシャッと撫でるのは、副総長の翔。


一見冷たそうだけど、すごく優しいんだよ。


「そうそう、紅龍は?」


翔が、声を低くして聞く。


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