元姫と隠された真実。



もう、面倒くさい。


「ちょっと、来て。」


「嫌。」


もう一度言われたけど、断った。


「あの~、沙羅になんか用っすか?」


涼・・・。


「誰だ?」


「逆に、誰ですか?」


涼が、聞く。


「沙羅の彼氏?」


「違うよ。」


私は答える。


「俺は、沙羅の弟。」


「へぇ。」


「お前らは誰だよ。」


「俺らは、風雅。」


< 36 / 154 >

この作品をシェア

pagetop