元姫と隠された真実。



「この族に、姫が出来た。」


その言葉に、下っ端たちはざわついた。


「そこに居るのって、源沙羅ですか?」


あぁ、そういうこと。


「はい、そうです。紅龍の元姫です。」


「やっぱり。」


皆は、またざわつく。


「沙羅さん、信じていいですよ。」


え・・・・・・?


てっきり、罵声を浴びると思ってた私は驚いた。


「あんな、紅龍の現姫なんかに負けないでください。」


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