元姫と隠された真実。



「・・・風雅はこの学校に居る事を隠してる。だから、沙羅を風雅の姫として守れない。ごめん。」


透馬は、また頭を下げた。


「大丈夫、私強いから。」


私は言った。


本当だよ?


まだ、私の正体は言えないけど・・・。


少なくとも、透馬よりは・・・、強いよ。


そう思いながら言ったら、透馬は笑った。


「そうか。でも、ちゃんと涼に守ってもらえよ。」


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