元姫と隠された真実。



まだ、裕也が泳いでる。


おっ。


着いた。


「くっそ。負けた~。」


「フッ、まぁ、こんなとこかな?」


「う、うぜぇ。果てしなくうぜぇ・・・。」


その声を聞いて、私達は笑った。


「沙羅、どんだけ体力あんだよ。」


「さぁ。分かんない。」


「さっき、透馬とめっちゃ走ってただろ?」


「うん。」


「あれ、速すぎて怖かったんだぞ。」


「え、まじで?」


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