Sweet in my Room!!
「明日から夏休みか~!なんか1学期があっとゆうま過ぎてまだ実感がわかね~!」
航太がペットボトルのコーラをグビグビと飲み、空を仰ぎながら言った。
「そうだね。なんか変なカンジ。」
適当に相づちしてみる。
「去年の夏休みは中学最後だからって超遊んだよな!」
「そうそう。」
「リュウんち行ったり海行ったり、プール行ったり…そんで山崎が水着忘れてさ~…」
「あれね、本当笑えたよね。最終的にパンツ一丁で泳いでたしね。」
「明らか監視員が怪しい目で見てたし!マジウケたわ~!あと、いやいや花火大会にも行ったよな~!七海がどうしてもってゆうから…………」
そこで航太は口を開けたまま停止した。
「あ、ワリィ…」
「謝んなくていいよ。もう昔のことだし。」
僕はフッと力なく笑って見せた。
もう、
過去のことなんだから。
「卒業してから…連絡とか、来たか?」
「ううん。来てない。楽しくやってんじゃない。」
七海…
二倉 七海(ふたくらななみ)
僕の真っ白な頭の中にチラチラと昔の記憶がうつしだされる。
だけど彼女の顔はあまり思い出せない。
今の僕には彼女との思い出を断片的にしか思い出せなくなっていた。
だけど僕にはそれくらいでちょうどヨカッタ。
むしろ
抹消したかった。
航太がペットボトルのコーラをグビグビと飲み、空を仰ぎながら言った。
「そうだね。なんか変なカンジ。」
適当に相づちしてみる。
「去年の夏休みは中学最後だからって超遊んだよな!」
「そうそう。」
「リュウんち行ったり海行ったり、プール行ったり…そんで山崎が水着忘れてさ~…」
「あれね、本当笑えたよね。最終的にパンツ一丁で泳いでたしね。」
「明らか監視員が怪しい目で見てたし!マジウケたわ~!あと、いやいや花火大会にも行ったよな~!七海がどうしてもってゆうから…………」
そこで航太は口を開けたまま停止した。
「あ、ワリィ…」
「謝んなくていいよ。もう昔のことだし。」
僕はフッと力なく笑って見せた。
もう、
過去のことなんだから。
「卒業してから…連絡とか、来たか?」
「ううん。来てない。楽しくやってんじゃない。」
七海…
二倉 七海(ふたくらななみ)
僕の真っ白な頭の中にチラチラと昔の記憶がうつしだされる。
だけど彼女の顔はあまり思い出せない。
今の僕には彼女との思い出を断片的にしか思い出せなくなっていた。
だけど僕にはそれくらいでちょうどヨカッタ。
むしろ
抹消したかった。