Sweet in my Room!!
「そんなわけでしばらく実家帰るからよろしく。」

「あ、そう。」




心なしか、サーコが寂しそうな顔をしたように見えた。



……気がした。



「一人暮らしになるけど大丈夫?戸締まりしっかりしなよ?」


「あたしはコドモかっ!」


「いや、なんかサーコが一人暮らしとか不安だらけじゃん。」


ドジすぎて
だらしなすぎて

違う意味で不安。


僕が帰ってくるまで果たしてこのリビングは今のキレイさを保っているのかさえ微妙だし…


「大丈夫だっての!一人暮らし満喫させてもらうわ~☆」


「ハイハイ。」



明日からの夏休みを前にサーコは胸踊るといった様子。


僕は明日からしばらく忙しくなりそうだ。



部屋に戻ると最小限に荷物をまとめ早々と眠りについた。


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