Sweet in my Room!!
「アンタの学校にスゴいイケメンいるっしょ!」


「イケメン~?アバウトすぎて全然ピンとこないんだけど…何年とかわかんないわけ?」


学校にどんだけ男子いると思ってんのさ。


「ウチらとタメ!名前は~…なんつったかな~!?確か、ふ…ふた……フタ?ふたー…フタなんとかって人なんだけど…わかんないか。」



フタ?



あたしの頭にアイツの顔がポッと浮かんだ。



「まさか…二神とか?」


「そう!それそれ!フタガミだ!めずらしい名前だなーって思ってたんだよ!もしや知り合い?」



うわ!
ビンゴじゃん!
龍仁じゃん!


「うん、まぁ…友達。」

「へーっ!いいなー!」

「いや別に、いいってもんでもないけど…相変わらずイケメンに目がないね~、メグはー。」



あたしは呆れたように苦笑いした。

メグはビックリするくらい面食いだ。フツーだったら嫌な女と扱われそうだが、メグ自身カワイイしモテるので“そりゃしょうがない”という扱いになる。


「てゆーか、なんでメグが龍仁のこと知ってんの!?」


他校のメグがなんでヤツのことを知ってるんだろう…

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