Sweet in my Room!!
うーわっ!
めっちゃヘコむんですけど!




はぁ…

ツイてないなぁ…



ヒュールルル……バン!パラパラパラ…


「あ、花火始まった!」



花火自体はよく見えなかったが向こう側で光ってるのが見え、打ち上がる音も聞こえてきた。


あの二人大丈夫だったかなぁ…ちゃんと見れる場所まで行けたんだろうか。


人混みから少し離れた土手に座ってあたしは花火の上がる音を聞きながらかき氷を食べていた。


「量は減っちゃったケド……うまっ!」


てか、こんなとこでひとりでかき氷食べるとかはたから見たらあたしカナリ寂しいヤツじゃない!?



「ねぇねぇ、ちょっとお姉さん。」


ん?


河原に目を向けていると後ろから男の人の声がした。振り返るとそこには明らかにチャラい風貌の兄さん2人が缶チューハイ片手に立っていた。


「ひとりなの?」

「え、あ…まぁ…」


友達と一緒にきたんですけど…とか、どうして今ひとりなのか事の説明するのがクソめんどかったので省略した。

そもそも誰だよ、このチャラ男たちは!


「へ~!あなた超カワイイね!いくつ?18歳くらい?」

「まぁ…そんなとこ。」


3歳サバ読んじゃったよー。ホントは15歳だっつーの。そんな老けてみえんのか、あたし。

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